剣道防具の選び方|防具編

どうも、大人向け剣道教室ケンプラ運営の佐藤翔太です。


前回から時間が空いてしまいましたが、前回記事「剣道防具の選び方|道着袴・竹刀編」に引き続き、剣道防具に関しての知識を発信します。剣道教室ケンプラ佐藤の独断と偏見ですがご容赦ください。


「剣道防具の選び方|道着袴・竹刀編」で剣道を始めたい方向けに、剣道初心者が揃えるべき剣道用具4点セットの話をしました。剣道初心用4点セットは、

・竹刀

・竹刀入れ

・道着

・袴

の4点ですね。


今回は剣道防具購入の際に基準となる知識をお教えします。


剣道防具の選び方|防具編

まず、「剣道防具って何?」て方がいたら、このページ一番上の画像イメージを見てください。

実際に打突される部位を守る剣道の装備です。


説明すると剣道防具とは、

「面、篭手、道、垂れ」からなる4セットです。剣道着 / 袴の上に装着する装備です。


昔は、剣道防具がとても高価なものだったので、なかなか手が出せないというイメージが有りました。


剣道防具が高級品だったのは事実で、10年前まで小中学生用の剣道防具でも10万円前後の価格、高校生以降に購入する防具は20万円前後という価格帯が普通でした。


とても高いですね〜。「気軽に剣道始めよう!」て言えないですね。笑


じゃあ今は?って話をしていくと、

今は大人用剣道防具が5万円くらいで手に入ります。

なんと半額以上に安くなりました。もはや剣道防具はゴルフの備品を揃えるよりも安いです。



もちろん値段は、品質によって大きく幅があります。素材によっては100万円くらいの剣道防具も有ります。

では「なぜ剣道防具の価格に違いがうまれるのか?」というのを説明しますね。


まず、防具には「手刺し」「機械刺し」の2種類有ります。

剣道防具をイメージしてみてください。剣道防具は、竹刀で叩かれても痛くないように何層にも重なった“布団”をギュッ圧縮してガチガチに縫ったものです。


この“縫い”を職人が行うのが「手刺し」

機械で行うのが「機械刺し」です。


もちろん「手刺し」のほうが手間がかかるため値段が高いです。日本人の職人さんが一つ一つ丁寧に仕上げているので、熟練した剣道家が最終的に欲するのは手刺しの剣道防具だというのも事実です。


では「機械刺し」はどうかというと、決して品質的に問題があるわけではありません。剣道防具をネットで調べると、「“6mm刺し”剣道防具」や「“碁盤刺し”剣道防具」と何mm間隔でどのように縫っているかで種類が分けられています。


ミリ数が少ない方が値段が高くなります。

ミリ数が少ないということは縫糸の間隔が小さくなるので、使う糸の量も多くなり仕上がりが頑丈になるからです。


僕の記憶では、1.5mm〜6mmくらいまで縫幅に違いがあったとおもいます。


“碁盤刺し”というのは、最近でてきた商品で、布団を碁盤の目のように縫うことでより頑丈で柔軟な防具を作る技法です。剣道防具の世界にも徐々に新しいものがでてきているんですね。


昔は機械刺しも10万円以上の値段だったのですが、今は剣道防具を作る工場を、労働力の安い国へ移す企業が増えたため、昔と同品質の剣道防具を半額以下の値段で手に入れることができます。


剣道は日本発祥の武道なので、剣道防具や道着一つにしても、日本生産にこだわっている防具店は多いです。それが良いか悪いかは置いといて、買いたい剣道防具がどこで作られているかを見分けることは困難です。


僕のイメージだと、インターネット販売に力を入れている防具店は、剣道防具を海外生産にしているところが多いと思います。


では正直なところ日本製と海外製の剣道防具は、どっちが良いの?と思うかもしれません。


結論から言うと品質は日本製だと思います。ただし、使っていて日本産と海外の違いが分かるか?って言われたら分かる人はいないです。これは僕の運営剣道サークルで、実際に海外製の防具を見てもらって実証済みです。


なので僕の意見は、職人さんによる「手差し剣道防具」以外の購入なら海外生産の剣道防具を買って問題ないと断言します。


日本産の6mm機械刺し剣道防具を7万円で買うなら

アジア産の2mm機械刺し剣道防具7万円を買った方が良いです。



ちなみに、今僕が使っているのは社会人剣道サークルkentで提携させてもらっているE-BOGUで購入したものです。


E-BOGUでは海外工場で作っているため価格は日本産の半額です。

品質は保証します。15年以上剣道業界にいる僕自身がE-BOGUの自社倉庫に見に行っていますから安心してオススメできます。


上記を踏まえて、剣道防具の選び方は、

長期で使いたいなら「3ミリ以内の機械刺し剣道防具」

中期で使うなら「6ミリ機械刺し剣道防具」でいいと思います。



人によっては、最初から「良い剣道防具」を買えと言います。

「良い剣道防具」とは、値段が高い剣道防具ではなく、ミリ数が小さい剣道防具です。手刺しも含まれますね。


良い剣道防具を揃える意図は「道具が一流のものであれば、上達の速度は自分次第」と責任転嫁をしなくなるとか、「高い買物をしたことで引っ込みがつかなくなり、継続しやすい」という理由です。


まさにその通りですが、「日本一気軽に参加できる社会人剣道教室ケンプラ」を運営している僕の意見は、まずは簡単に手が届く範囲の剣道防具から始めてもらって問題ないと思っています。



大人向けの剣道団体を2団体運営している経験から言うと、社会人の剣道練習頻度は決して高くないです。なので、剣道防具もそこまで劣化しません。


他にも剣道防具を判断する基準はあるし、防具販売業界の方からすると、このページとは違う意見があるかもしれません。身近に剣道家がいる方は実際に聞いてみるのも手です。


剣道防具を購入する時は、自分の顔のサイズにあった面、体にあったサイズの胴を計ってから購入して下さい。今はネットでは全部選べます。

サイズが選べないところはやめて下さい。これは実店舗でもそうです。


防具店でサイズを測ってもらい購入することもできますが、今はサイトでも計り方等を載せています。

→防具購入サイズ計測の参考


胴の色や垂れの模様が選べる場合は好きな色や模様を選んで下さい。


上記を踏まえて、また分からないことや細かい違いに関してはなんでも質問してください。追加事項があれば追記していきます。


是非、あなたのペースであなたにあった剣道防具を選んでみて下さい。



ちなみに、社会人剣道サークルkentが提携しているE-BOGUでは、ネット記載価格からさらに割引で購入できます。気になる方は社会人剣道サークルkentの会員メールでご確認してください。



以上剣道防具の選び方でした!




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